ナチュラル・ワインと切っても切れないビオディナミ農法。これを提唱したルドルフ・シュタイナー博士の祖国、オーストリアより。
ムスター夫妻もビオディナミを取り入れている。当然除草剤は撒かないので畑は下草伸び放題。
オーストリアの気候に合わせて仕立てられたブドウの樹は、フランスのボルドーやブルゴーニュのそれらと比べ巨大だ。
それにつれ味わいも大味になるのか、なりません。非常に複雑、優しいながらもパワーがあります。
この造り手の名前は覚えておいて損はないでしょう!!
マリア・ウント・ゼップ・ムスター オーポク 2012 3100yen 2本
オーストリア シュタイヤ―マルク / 下記4種類のブドウを使用
ソーヴィニヨン・ブラン、モリロン(シャルドネ)、ヴェルシュ・リースリング(リースリングとは無関係のオーストリア独自のブドウ品種)、ゲルバー・ムスカテラー(ミュスカ・ブラン・ア・プティ・グラン)
樽醗酵・樽熟成なのに、樽香がぜんぜんいやらしくなく、他の全ての要素と完全に調和しています。野生酵母醗酵。醗酵中の温度コントロールはしない、無濾過・無清澄。
最近、開けて飲みました。すんばらしいワインでした。普段は2人でボトル2/3程度しか飲めないくらいお酒に弱い僕ですが、そんなことを忘れてあっという間に1本空いてしまいました。
当然ゼロ・フツカヨイ。
オーストリー、うんと好きです ソムリエ中森しゅう