ブルゴーニュ自然派のトップネゴシアン『フィリップ・パカレ』
高品質ネゴシアンの代名詞『ルイ・ジャド』
自然派の父と呼ばれるボジョレーの牽引者『マルセル・ラピエール』(8年間)
こんなブルゴーニュの超一流で修行してきた彼が魅せられたのは、チリ。
チリワインと言われるとチリ・カベに代表される重みがあって、パワフルな、そして安価な赤ワインが真っ先に頭に浮かびますが。
全くちがいます。
暑苦しさがなく、むしろ清涼感のある飲み腰。ブラインドで出されたら旧世界と信じて疑わないはず・・・。
フランス人のルイ=アントワーヌ・リュイットは2006年にドメーヌを興し、その後あの大地震で全てを失いますが、めげることなく再興。
工業的農業が圧倒的に多い中、良心的に健全なブドウを育てている農家さんからの買いブドウで造る異色、いや最先端のチリワイン。
これは“してやられた感”が半端ないです。
アグリコーラ・リュイット・リミタダ ウアサ・デ・ピチウエケ 2014
チリ マウレ・ヴァレー / 平均樹齢250年の奇跡的古木から生まれる赤 / 2200yen
樹齢250年って・・・旧世界では聞いたこともない超古木。どうやって計ったんでしょうか・・・
彼の作る少し濁りのあるゴールド色をしたオレンジワインが強烈に印象に残っています。
ソムリエ 中森しゅう