不肖、中森。自然派ワイン歴=モンマルトル勤続年数=2年と6か月。
まだまだ浅いながらもこの2年半、自然派ワインに親しんできました。フランスを中心に少なくない種類を飲ませて頂いてきました。
飲むときは造り手のことを調べたうえで飲むのですが、様々な情報がある中で造り手がどこで修行してきた方なのか?先代は誰なのか?誰に影響を受けた造り手なのか?という点はとても気になるポイントです。
非常にザックリ言ってしまえばそのルーツを知ると、多少はワインの風味の方向性がイメージできるからです。好みのワインに出会うための近道なのではないかと思います。もちろん全然違う!ということもありますが。
とまれ、ルーツを調べているとよく出てくる名前がマルセル・ラピエール、フィリップ・パカレ、プリューレ・ロック、シャソルネィ、マゼル、ラングロール、ジュール・ショヴェなどなど・・・。フランス以外だとルーシー・マルゴー、ゼップ・ムスター、エラスリス、ルドルフ・シュタイナー、ラディコン・・・などなどなど。(僕の偏見ですのであしからず)
その中にヨスコ・グラヴナーは登場します。
左リボッラ 2007 9000yen
イタリアとスロヴェニア国境辺りの地場品種、リボッラを地面に埋めたアンフォラにて醸し、発酵させたいわゆるオレンジワイン。
右ビアンコ・ブレグ 2006 10500yen
シャルドネ、ピノ・グリ―ジョ、リースリング、ソーヴィニヨンのブレンド。こちらもいわゆるオレンジ。
フランスの自然派ワインの父がマルセル・ラピエールだとしたら、
イタリアの自然派ワインの、とりわけオレンジワインの元祖はヨスコ・グラヴナーでしょう。
それが、ほとんどといっていいほど日本で流通していなかったのですが、
この度、ヴィナイオータさんが日本への輸入を開始して下さることになりました。
その一報があった時、僕は。 もちろん飛びつきました!
いままでどこ探しても見つけることができなかった幻のワイン。
とことん味わってください! ソムリエ 中森しゅう