ワイン畑だより③ 夏の終わり
2016.08.28更新
早朝はコオロギの鳴き声。
一昨日の大雨からいっきに秋めいて、昨日は気温も20度前半までしか上がらず、夜は要長袖…長野の畑からよだです。
(でもまた30度以上の暑さが戻るようですが)
今月も長野の畑に来させてもらってましたがすいません、お便り遅れましたm(_ _)m
今年はもちろんまだ、収穫やワインの仕込みがあるわけではなく…長野の畑では、夏季剪定、農薬(ボルドー液)散布、仕立ての設置、草との戦い…など、特に派手な作業もないままネタ不足でもう月末です。
苗木は元気!
山梨にも研修に行ってきましたが、こちらはシーズン本番、デラウェアの収穫から始まっておりました!
収穫後すぐワイナリーにぶどうを運び、そのまま仕込み作業に突入!
プレス機に投入して搾った果汁だけをタンクに送って発酵を待つ造り手さんと、除梗・破砕して果汁と皮と種までタンクに送って醸し発酵!オレンジワインに仕上げようという造り手さんのお手伝いをさせてもらって来ました〜気付けば写真なしですorz
皆さん真剣、私もついていくのに必死で撮る余裕なし…ワインの出来上がりを待ちましょう(^_^;)
8月そんだけ?
…えぇ、まぁ、表向きは。。。
実は新しい畑を探しておりました(内緒ね)
フランスっぽくカッコつけて言えば、プルミエ・クリュ、グラン・クリュに値するような畑をです!
今、私がお借りしている千曲市倉科地区の畑は、標高400〜450mほど。
以下、全くの私見ですが…
フランスの産地に当てはめると、頑張ってローヌ地方!いややっぱりラングドックかな。
それを参考に適した品種を考慮すると、シラーが美味しくできれば万々歳!白はヴィオニエ?、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロ、シャルドネはまぁほどほどのものが出来るでしょう、ソーヴィニヨン・ブランは厚ぼったいよね、じゃああとは….グルナッシュ?ムールヴェドル?カリニャン?マスカット?はたまたサンジョベーゼやテンプラニーリョ?アルバリーニョなんかも!?
それらの品種から造られる素晴らしいワインはもちろんたくさんありますし、ここの地区が私の主戦場です。
ただ、東御市や高山村、塩尻市のようにNAGANOらしい冷涼な産地にはなりえないと自覚しております。
でもやっぱり。
ピノ・ノワールやガメイ、リースリングやシュナン・ブラン、ソーヴィニヨン・ブランにピノ・グリなど、冷涼品種にも挑戦してみたいじゃないですか!?
360度見回す限り山ばかり…ということで、軽トラックで30分も走れば標高1000mに達する畑もあるんです、そこも狙いたい!
Googleマップで狙いを定めて走りました。
標高800m以上、できるだけの南向き斜面、車で30分圏内、できればまだ参入者のいない未開のでも荒れ果てていない畑、そして畑の所有者や行政とのコミュニケーションが取りやすい地区…
やっと見つけました。
標高950m!まわりの木は切り倒したい。
本命900m、ライバルあり(^_^;)笑
ちょっと下がって700m…でも畑がまとまっててとても良い!
長野県の農地中間管理機構を通して畑を貸していただく流れとなります…私より先におひとり目をつけられて、話を進めている方がいるようですが…うまくいきますように(^人^)
ただその先も、木が立ってたら抜根して、草を刈って、ロータリーで耕してようやく苗木を植えられるようになり、じゃあ植える苗木はどうしましょ〜(^o^)/
植えて成長して収穫は4年後かな〜やるっきゃない♡
といった具合の、8月の畑からでした。
鹿取みゆきさんのタイムリーな記事を発見!
https://www.facebook.com/nihonwineguide/posts/1169215923121499:0
ご興味持っていただけると嬉しいですm(_ _)m
それでは、切り替えまして沖縄に戻ります !
週末はモンマルトル初企画のオリーブオイル・マリアージュディナー♪
9月から、頼もしい若手トップソムリエも新しく加わってくれますので、そろそろ秋のモンマルトルにぜひご期待ください(^人^)
依田
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